公会堂新築工事 人造研ぎ出し仕上げ 静岡県磐田市

公民館の新築工事にて人造研ぎ出し仕上げを施工しました。
通称”人研ぎ”と呼ばれる左官の仕上げは昭和30~40年代に
学校の床や手洗い場にたくさん施工されていましたが、
今では新規で作る現場はほとんどありません。
写真は研ぎ出し前の材料を塗り付けた所の写真です。

今回施工した人研ぎの材料は『カナリヤ』という黄色い石と白セメント、
そして黄色い色粉『キサンカ』という材料を混ぜて作っています。
塗った材料が乾いたのを見計らってグラインダーという機械を使って
荒い紙ヤスリから細かいヤスリと削っていき表面をスベスベにしていきます。

一通り磨いた後、目つぶしという工程で削ると出てくる気泡などの穴を埋めて
後日、仕上げの研ぎ出しを行い完成です。

近くで見ると大理石のように見えます。
この工法をできる職人さんも減ってきていて
今回は去年退職を迎えた職人さんに施工してもらいました。

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