「奥田信雄の京壁」講習会~その後~
これは、水捏ね仕上げ(みずごねしあげ)です。・・・驚きました!(写真では上手く写らないのが残念なのですが)
水が引いて乾燥したあと、砂の立体感と、均等に広がったワラスサと、そして土のわずかなひび割れ具合とその色が、なんとも柔らかくて、自然そのものというよりも、自然の美しさを上手に利用させていただいたというか・・・。田舎の田園風景のように、人の手が入りながらも自然と共存している美しさというか・・・。
「土」「ワラスサ」「砂」のたった3種類の自然素材を「鏝」と「人の技術」を利用することで、ここまで美しい表情を出すことができるんだと驚愕してしまいました。。。
左官の仕上げの中で最も難しい仕上げの一つだということですが、この技法はぜひ継承していってほしいものです。