傷んだ「土蔵」

土蔵

今、和室の仕事をさせていただいているお客さんの家にある土蔵を覗かせていただきました。

詳細は聞かなかったのですが、ほとんど修繕されていない様子で、壁の破損が大きいところもありました。

この扉の前も漆喰が大きく取れています。
この出入り口の部分は、防火の実用性とその家の権威を表す装飾性を兼ね備えた大事な部分で、非常に複雑な工程と高度な技術が必要とされると同時に、他人にも評価される箇所だそうです。

段々のところを見ると、角面のみが白漆喰で廻りが黒漆喰です。これを「面白(めんじろ)」と呼ぶそうですが、非常に高い技術が必要だそうです。この土蔵を作った昔の左官屋の技術の高さとこの家の権威の大きさがここだけでも垣間見ることが出来ます。

入り口横の小部屋の中はこんな感じでした。
漆喰どころか荒壁も落ちていました。
早く直してお化粧してあげたいです。

お客さん修復するって言ってくれないかなぁ・・・。

左官職人が鏝を使用している写真

施工事例

ショールームの外装写真

左官のショールーム

余ったジョリパット~その後~

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輪島の土蔵修復活動~前編~

ハマニとは?

ハマニ株式会社は静岡県浜松市を拠点に置き、左官工事や土木工事を行う職人が常時30人以上在籍する職人集団です。地元で創業50年以上。技術の高さと職人マナーの良さが特徴の会社です。