建物を新築するとき、構造的に大丈夫か調べるために壁の量や金物の種類を計算して建築確認申請し、工事に入ります。
その壁の量を計算するとき必ず「壁倍率」を検討します。
「壁倍率」とは、地震などの横の力に対する壁の変形量で、数値が大きいほど強い壁になります。
ちなみに基準となる「壁倍率1」の壁は、厚さ15mm・幅90mmの木材を筋交いとして入れた場合の強度です。
参考までに、それ以外の壁倍率は・・・、
では、左官の木舞荒壁の壁倍率はいくつでしょう??
答えは最高で(両面塗りの厚さ7㎝以上)「1.5」です。
普通に施工すれば両面塗りますし、厚さも柱の半分くらい塗りますので1.5は確保できるということでしょうか?
・・・実は平成15年12月9日に改定になりましたが、それまでは0.5でした。
1.5の壁倍率を確保できれば、普通の家ならば新築できます。
本当の自然素材の家が好きな方は、荒壁はいかがですか?