2025年度2回目となる、弊社若手職人のフォローアップ研修を開催いたしました。
今回は、①「焼杉の浮造りスタンプモルタル仕上げ」と、②「RC打ち放し風仕上げ」の2種類です。

まずは、いつものように動画を観ながら作業の流れを覚えます。最近思いますが、私が紙の資料を用意して、口頭で説明するよりもはるかに分かりやすく、頭に入る効率が良いです。

①「焼杉の浮造りスタンプモルタル仕上げ」
まず、準備からです。まず杉板を焼きます。その後ワイヤーブラシで削って年輪や節の部分を浮きだたせます。

次に、シリコン型を作ります。1日で固まります。

仕上げの様子です。まずはモルタルを塗っていきます。

そして、頃合いをみてモルタルを塗った壁にシリコン型を押し当てて模様を付けていきます。模様がリアルに見えるように少し刷毛を引いたりもします。
この施工は、下地がモルタルだけでなく、石膏ボードの上でも下地処理材を塗っておけば可能な内外部のどこにでもできる仕上げです。



②「RC打ち放し風仕上げ」
この仕上げは、コンクリート打ち放し仕上げに見せる仕上げですが、最近では外部・内部の新築,リフォーム等でよく施工している仕上げです。
【外部】
①新設RC打ち放し仕上げの全面補修
②ジャンカ・ピンホールの部分補修
③古いRC打ち放し仕上げのリフォーム
④サイディング下地(フラット)からの仕上げ
【内部】
⑤石膏ボード等の下地からの仕上げ
下地はモルタルなどのグレー色からスタートして、RCの白っぽい色で特殊なローラー等を使用して着色していきます。ジョイントやPコン穴も入れていくととてもリアルなRC打ち放し風仕上げに仕上がります。


これで完成です。いろいろ若手同士で作業方法や意見を共有しながらよい仕上がりとなりました。

