左官ってどんな仕事?
土や漆喰(しっくい)、
セメントなどを塗って
建物を美しく仕上げる仕事です
左官とは、鏝(コテ)と呼ばれる道具を使って漆喰やセメントなどを塗っていく職人のことです。
現代の住宅の壁はクロス貼りが多いものの、最近では調湿作用のある漆喰・珪藻土の塗り壁を選ぶ若い世代も増え、左官の仕事は需要が増えています。外壁や玄関の床、タイル張りなども左官の領域です。
また、住宅以外に店舗、伝統的な建築物に至るまで、仕事の内容は実に多彩! 覚えることも多いけれど、技術を覚えてさまざまな場所で作業ができるので好奇心がくすぐられる楽しい仕事です。
こんな建物に携わります
一面を平たくフラットに仕上げるのが左官の基本ですが、例えば洋風の外観ではコテの跡をあえて出して風合いを持たせるなど、デザイン性がポイントとなることも。自由でクリエイティブな面もあるのが左官仕事の奥深いところです。
また、伝統建築物に携わる場面もあります。建物の歴史や造りをふまえて塗り方を工夫したりします。
左官職人はこんな人に向いています
不器用でもOK。コツコツ続けられる人
意外にも、おおざっぱな性格の人でも向いています。ただし根気強さが必要です。少しずつでも毎日練習を続けられる人なら必ず上達していきます。
コミュニケーション力のある人
職人というと一人で黙々と作業するイメージがありますが、実際の現場はさまざまな業界の職人が協力しながら作業します。ある程度のコミュニケーション力があるとスムーズです。
自分で何かを作るのが好きな人
他の職人に比べて、左官職人は芸術的でクリエイティブな側面もあります。ものづくりが好きな人、何かを創り出すのが好きな人に向いています。
実際の仕事の様子
01 材料づくり
材料となる土、漆喰、セメントなどを練っていく作業です。塗る場所に応じて適切に配合し、水を加えて均一になるように練り混ぜていきます。配合や水の分量などを見極めながら、材料づくりを進めます。
02 養生
練り上がった材料を塗る前に、塗る場所以外に材料がついてしまわないように養生テープやビニールを貼ります。塗る前のひと手間を丁寧に行ってくことで、美しくきれいに仕上がります。
03 塗る
いよいよ塗りの作業です。コテとコテ板を使って塗っていきます。気温や湿度、下地などに応じてコテの種類を替えるなど調整しながら作業を進めます。 新人の場合、まずは平らな場所を塗るところから始め、慣れてきたら少しずつ細かい場所や出隅・入隅(ですみ・いりすみ)と呼ばれる角の部分を担当していきます。
04 片付け・掃除
左官は水を使う仕事です。片付けや掃除も手間をかけてしっかり行います。コテ、コテ板、バケツをはじめ、練り混ぜに使用する道具を丁寧に洗います。材料がついたままだと固まって取れなくなってしまうので、現場作業が終わったらすぐに洗い流します。
先輩社員の声
左官って何?からのスタートでした
「職人」の世界に憧れ、高校の求人票でたまたま見つけた「左官職人」。左官という職業は全然知りませんでしたが、他の業界より面白そうと感じてハマニに入社しました。社会保険などの制度が整っていることも決め手でした。
ハマニでは入社から丸1ヶ月、毎日塗りのトレーニングをします。左官の基礎知識から学べ、全くの未経験者でも1ヶ月後には「塗る」感覚を体で覚えることができます。同期と一緒に行うので、自然に仲良くなれるのもよかったです。
現在ハマニには、若手職人が10人ほど、ベテラン職人は20～30人ほどいます。切磋琢磨しつつ自分の技術を上げていけるのが楽しいです。
左官職人(入社5年目) 20代
奥が深い仕事で、毎日飽きません
充実した研修制度で技術をしっかり学べること、会社の規模が大きくて様々な仕事ができそう、というのがハマニを選んだ理由です。
父が左官職人で小さなころから仕事を見ていたのですが、入社して実際にコテを使ってみると想像していたより何倍も難しくて驚きました(笑)。
1ヵ月の研修で、コテの扱い方や体の動かし方などを感覚的に覚えられます。現場に出る基礎固めを会社がバックアップしてくれるのは心強いです。
ハマニには年齢の若い先輩が多くいるので、近い将来を予測できるのもハマニのよさだと思います。先輩の姿を目標に、日々の仕事に向き合っています。
左官職人(入社3年目) 20代
募集要項
左官職人・見習い
ハマニでは新卒でも中途でも採用募集しています
- 給与
-
月給200,000~350,000円(経験による)
＊日給月給制 - 勤務時間
-
8:00～17:00 (休憩90分) 月23日出勤
残業:月平均10時間未満 - 休日
-
日曜、隔週土曜、祝日 夏季・年末年始・GW休暇
※会社カレンダーによる - 雇用形態
- 正社員
※2023年時点