左官の講習会in淡路6~漆喰蛇腹~

次は、「漆喰蛇腹引き(しっくいじゃばらひき)」の実演です。
(だいぶ専門的な話になってきましたね。。。)

蛇腹」とは、


のことです。西洋風の建物の壁と天井の間の部分でよく見かけますね
漆喰」を塗りつけた後に、蛇腹引きの型で引いて作ります。
まずは、蛇腹引きの型の作り方です。


寸法通りに板金を曲げて、釘で打ち付けます。
簡単に作っていますが・・・。

次に漆喰の塗りつけです。


そして蛇腹型を引きます。


型が引けない出隅の部分は鏝で仕上げます。

ところでこの蛇腹は「石膏置引き(せっこうおきびき)」というもう一つの施工方法もあります。
その違いは、床で作ってから貼りつけます。
石膏」は水に弱いので内部のみの仕上げになりますが、外部の場合には今回の「漆喰」で施工したりします。

どっちにしたって、高度な技術です。