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2010年7月20日

昔のこたつ?

築80年の建物の床下からめずらしい土壁の
造作物が出てきました家
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フローリングを剥がしたその下から・・・。
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木舞荒壁で円形に造られた造作物です。
真ん中の根太のサイズ,色が違うので、
あとで塞いだということが分かります。
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丸く木舞荒壁を施工するのは珍しいと思います。
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横から見た写真です。

これは、聞いたところによると「掘りごたつ」で、
中に「火鉢」を入れて使用していたそうです。
火鉢の円形に合わせてこの形状で造ったんでしょうねびっくり

練炭のこたつは知っていましたが、
火鉢のこたつは珍しいと思います。
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ちなみに、この土壁の造作部の中には
「鉋(かんな)」が納められていました。
祖父が船大工だったそうです。珍しい形の鉋です。

きっと思い入れのある炬燵だったんでしょうねおすまし
2010年7月8日

左官技能士実技試験

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7月6日、静岡県の「左官技能士実技試験」がありました。
左官職人の資格として、「一級左官技能士」「二級左官技能士」があります。
この資格は公共工事の仕事をするのに必要になったりします。
また、左官職人のステイタスにもなりますので、
比較的若い職人ががんばって取得しますパンチ
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今年の受講者は、静岡県内で一級、二級合わせて26人でした。
会場はとても緊張感があり張り詰めた空気ですVS
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図面のとおり寸法と角度に誤差がないように塗っていきます。
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これは「石膏」で「チリ廻り(際を塗ること)」をしている作業です。

ちなみに、この架台の下地は、
ラスボード」の上に「石膏」を塗り、
さらに「中塗り土」を2回塗ってあります。

試験では、その上に「石膏」で中塗りをして、
ドロマイトプラスター」のようなもので仕上げます。
(マニアックですので一般の方は分かりにくくてすみません。。)
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使用する道具、コテも種類が決められていますびっくり
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これは仕上げ作業です。
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完成ですびっくり
ここまで約5時間の作業になります。

左官は平らな壁を塗るイメージが強いですが、
実は、このような「役物(やくもの)」と呼ばれる
様々な形状を作る作業も多くあります。

ここまで塗れるようになるのには、
何年も修行が必要なのですうわっ

2010年6月29日

うなぎの千草

うなぎの千草」(浜松市北区三ヶ日町)の改装工事で、
左官工事を施工させていただきました。
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とってもおしゃれでしょ?指輪キラキラ

設計は「ヒロ設計室」さん。
住宅と店舗の設計を多く手掛けており、
新浜松駅高架下の「べんがら横丁」や、焼肉の「牛角」などは
ヒロ設計室さんのお仕事です。

スタッフブログは↓
https://hirosan.hamazo.tv/
https://kao55.hamazo.tv/
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外壁はジョリパットにワラスサを配合しました。
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ライトアップした外観です。
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トイレは櫛引で左官仕上げを行いました。

うなぎもとてもおいしく有名なお店です。
もし立ち寄ったときは、左官壁も要チェック!人差し指

2010年6月14日

桜壁

漆喰で作った桜の花びらを埋め込んだ壁を施工しました。
そのまんまですが、「桜壁花」と呼ぶことにします。
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お施主さんのお子様が「」にちなんだ
名前ということで、桜をイメージした壁を広縁の一部の木枠内に
塗って欲しいと言う依頼でした。
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お施主さんも塗ってみたいということで
一緒に作業することにしました。
初めてということでしたが、
コテ返しがすぐにでき、上手に塗られましたびっくり
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そして、塗った壁が乾く前に、
漆喰で作った桜の花びらを埋め込みます。
こちらもお施主さんに手伝っていただきました。
どうやら私の出番はとても少なかったようです・・・おすまし
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最後に、お子さん2人の「あしあと足あと」を
つけて完成キラキラ
半分無理矢理!?でしたのでお子様は泣いてしまいましたが涙
きっと大きくなったら記念になると思います。
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お施主様の喜んでくれた笑顔が印象的でしたおすまし

こちらの現場は、6月19,20日の土日の2日間、
オープンハウス」を開催いたします。
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今ではめずらしくなった総入母屋の純和風の家で、
左官以外にも見所が満載です家

日曜日には「左官屋さんの光る泥だんご」作りで
私も常駐しています。
ぜひ、興味のある方はお立ち寄り下さいませパー


2010年6月9日

三和土のアプローチ

住宅のアプローチ工事で「三和土(たたき)」を行いました。
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材料は「消石灰」「サバ土」「にがり」に少々の「セメント」を使用しました。
本来、三和土にはセメントは使用しませんが、
外部であるということで初期強度を出すために混入いたしました。
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型を入れた中に、練り上がったパサパサの材料を入れ均してきます。
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本来は手で叩くのですが、プレートランマを使用しました。
文明の利器にはあまり頼りたくないのですが・・・。

最後に、スポンジで拭き取り仕上を行いました。
2010年2月9日

見本

事務所に左官の塗り壁の見本を展示しましたキラキラ
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これらは、実際に現場で施工したものがほとんどです。
現場で施工するときに一緒に見本を作ったり、
お施主様、設計事務所、工務店さんに依頼を受けて作ったりしたものを
集めていたのですが、枚数が増えてきましたので展示することにしました。
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見本の種類は、漆喰、珪藻土、掻き落とし、洗出し,糊差し仕上げなどです。

これからも少しずつ増やしていきたいと思います。
また興味がある方は弊社まで見に来てくださいねおすまし
2010年2月3日

さざなみ仕上

昨日紹介した「漆喰の外壁」の家。

内部の和室は漆喰で「※さざなみ仕上」で仕上げました。
※命名:建築家の高橋さん(人・建築設計所)
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漆喰+色粉+ワラスサを配合し、塗り付け後に、鏝で模様を付けます。

その他の部屋は白系の内装材ですので、
この部屋の存在がとても価値があるような感じがしますおすまし

2010年1月28日

イタリア磨き その3

イタリア磨き」の仕上げの方法です。
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1回目の塗り付けです。仕上げに模様を出すのでこんなかんじで
少しずつ塗っていきます。
また、「イタリア磨き」は塗り継ぎが目立ちにくいので、
このような大壁でも少人数で施工できますびっくり
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2回目の塗り付けです。1回目に塗ったところを重ねるように塗っていきます。
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1.2回目の材料が乾燥したら、
3回目の塗り付けをして、乾かないうちに磨きをしますキラキラ

住宅では「玄関」や「リビング」などの壁のワンポイントに
似合うかも知れませんね指輪キラキラ

2010年1月27日

イタリア磨き その2

イタリア磨きの下地は「モルタル」で施工しました。
ちなみに「モルタル」とは「砂」+「セメント」のことです。
(正確には今回は軽量モルタルを使用し、砂に軽量骨材が混入されています。)


今回のイタリア磨きの塗り厚は0.5㎜ということで非常に薄いです。
・・・ということは、この下地のモルタル塗りが平らに塗れていないと、
大きな壁を横から覗くとボコボコびっくりに見えてしまいますので、
非常に神経を使ってモルタルを塗ります。
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これは、誘発目地部分に目地棒を入れて、
モルタルを塗るときの目安に水糸を張ったところです。
つまり、この糸のところまでモルタルを塗ります。
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これは、モルタルを塗ったあとにスタイロホームで円を描くように
こすってさらに平らになるように施工しています。
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このような細かいところは、木の棒(定規)を入れて平らに塗ります。

左官仕上げは下地が本当に大事なのです指輪キラキラ
2010年1月26日

イタリア磨き その1

最近まで、「イタリア磨き」の施工を行いました。
イタリア磨きとは、イタリアの伝統的な左官工法です。
消石灰」と「大理石の粉」が主成分で、
主成分にした上塗り材料をムラを付けて塗り込み、
こてやへらで表面をこすって磨きます。

この現場は「マーモリーノ」という材料を塗りました。
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こんな感じで反射して光りますキラキラ
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日本の左官の伝統工法である「漆喰磨き」や「大津磨き」と違って、
鏝の模様を出すのが特徴です。

この現場は、「浜松市美術館」です。
1月31日(日)に改修工事を終え、リニューアルオープンします。
もし訪れる機会がございましたら、
美術品だけでなく、ぜひこの「イタリア磨き」もご覧下さいおすまし


次回、この施工について少々ご説明いたします。

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受賞歴

まい(米)かまど

株式会社ハマニ代表取締役 河合滋

代表取締役社長 河合 滋

弊社は約30人の左官職人による職人集団です。

高年齢化に伴い左官職人の減少が急加速していく昨今ですが、ハマニは伝統技術の継承や若い職人の育成、マナー教育、左官の啓蒙活動に力をいれており、これからもさらに飛躍し続ける会社を目指します。

ハマニのリフォーム部門有資格者のスタッフが、安心いただけるプランを提案。 些細な修繕から本格的なリフォームまで、お気軽に御相談ください。

浜松のエクステリア・外構経験豊富な専任スタッフが、お客様の条件にあったアドバイス。 快適なエクステリアづくりを提案いたします。

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