HOME >ブログ

ブログ

2009年7月29日

住宅瑕疵担保履行法と下請

平成21年10月1日住宅瑕疵担保履行法(じゅうたくかしたんぽりこうほう)」という法律が施行されます。

簡単にいうと、新築の住宅で今年の10月1日以降に完成引渡して、欠陥(瑕疵)があったときは(期間や部位などは決まっています)
お施主さんが負担をしなくてもよいように建設会社が保険に入っておくというものです。

いままでは、建物の引き渡し後、建設会社が倒産したり、経営不振になっていたりすると不具合があっても直してもらえなくなってしまいます。それを救済する法律ということになります。
ですので、お施主さんは一安心ですicon02

建設会社側の立場で考えると、この保険に入るために建物への一定の施工基準がありますので、それに基づいて建設しないとなりません。信用問題にもなりますので、これまで以上にしっかりと施工しないといけませんicon09

そして我々下請業者(専門業者)に対してはどうなるのでしょう??
もし元請けさんの指示や、施工基準を無視して知らないところで、安価だし、これまで特別問題なかったので、今までのやり方でいいや。icon19
なんてことで工事を行ってしまったとします。

・・・その後、もし不具合が出て、保険で直そうと思っても、施工基準どおりに工事していないので、せっかく入った保険が摘要できないかもしれません。
そのときに、「責任はどこ??ということになります。
(工事請負契約は、お施主さんと元請けの建設会社で交わしていますので、法律的には下請けには直接関係ないことなのですが)
指示通りに施工していないので、修繕費の請求書が建設会社から回ってくる・・・
なんてこともあるかもしれませんicon08

どうやら下請けの専門業者においても今回のこの法律は「そんなの知らなかった!
で、すまされる問題でもなさそうです。。

01370


2009年7月23日

三和土について

01146

この写真は「三和土(たたき)」という左官の仕上げです。

三和土とは「」「石灰」「にがり」の3種類を混ぜて叩く仕上げ方法です。
昔の建物でセメントがない時代はこの工法で土間を固めていました。

02136

去る7月19日に浜北左官業組合主催で、左官の講習会を行いました。

03107

講師は「木野さん」です。なんと84歳だとかicon08土蔵の仕事を数多く手掛けられた方です。

0475

三和土の材料になる「山土」です。
普通に畑にあるような土です。

0554

それに強度を高めるための「砂利」を混ぜます。

0634

天然の「にがり」です。
にがりとは海水の塩分を除いた残りのことです。
豆腐を固めたり、アクを抜いたりするときに使いますよね♪黒

0722

それに「石灰」を混ぜて練り合わせます。
ぼそぼそ程度で水を余り入れすぎないようにするのがポイントです。

089

練りがった材料を均して叩きますicon20

097

そして化粧の砂利をパラパラ撒きます。

109

スポンジで表面のノロを取ると綺麗な土の表情になります。

1114

これで完成です。

手間はかかりますが、どこにでもある自然の材料で仕上げるのはすばらしいです。
安全ですし、なにしろ風合いがよいですねicon01


2009年7月13日

住まい教室にて

昨日、「住まい教室」というのに参加させていただき「左官」の話をさせていただきました。

03369

これから家を建てたいと考えている方が、いろいろと勉強できる教室です。
今回は「資金編」ということですが、「補助金」、「ローン」、「地震保険」などのお話があり、参加された方はすごく真剣に聞いていらっしゃいます。

01664

そんな中で、私も「左官」のPRicon22
限られた時間で、漆喰や珪藻土など自然素材の材料について紹介させていただきましたicon01

02512


2009年7月9日

月刊さかん7月号

01411

久々の紹介になってしましいましたが「月刊さかん」。現在、唯一の左官の月刊誌です。
毎月特集が組まれてあり、その他イベント、講習会の案内や挟土秀平さんの連載記事、海外の左官などが記載されています。

02329

今月、7月号の特集では、「長野の左官とその仕事」。主に長野(安雲野,伊那)の土蔵の特徴が掲載されています。

これらの地方では数多くの土蔵が残されているようで、土蔵の用途がおもしろい。
味噌部屋付き」だったり、「馬小屋」だったり、かいこを育てる「まゆ蔵」だったり・・・

土蔵っていろいろな用途でされているんですねicon01
そういえば、石川県の輪島の土蔵は「漆塗りの作業場」でした。

また、私の知り合いで土蔵を「設計事務所」にしている方がいらっしゃるんですが、集中できて仕事がはかどりそうな感じがしますicon22

各地の土蔵の用途を調べたら地方性があっておもしろそうですね。



2009年7月8日

風格のある門廻り

01590

最近、完成したエクステリア工事の現場です。

02460

鋳物(いもの)門扉」を使用し、両袖の門柱は「リシン掻き落とし(ここは左官です!)笠木は「大谷石」です。
ポーチ、階段は450角の石を敷き並べ、高級感、重厚感を出しました。

最近、こういったクローズ型の提案は少ないのですが、しっかり造るとかっこいいですicon01

03340

提案図面はこんな感じでしたが、実際には現場で少しずつ変更があり、職人さんにも苦労をかけました。
ありがとうございましたicon06



2009年7月7日

現代風糊さし仕上げ

01165

本日「現代風糊さし仕上げ」を行いました。

材料は、
・本庄山土
・珪砂5号
・珪砂6号
・みじんスサ
・角叉

の5種類です。

下地はプラスターボードで、ジョイント処理をしてから、ボードベース<近畿壁材>を全面塗りし乾燥させています。

このように「」の仕上げをプラスターボード下地で行うことから「現代風」という言葉がつけられているのだと思います。

02151

地金の鏝で平らに塗り(2回塗り)

03118

追っかけでアローラインでさらっと押さえて終わりです。
あとは、どんな風に水が引いて「」と「珪砂」と「スサ」の表情が出てくるのか祈るばかりです。。。icon06

2009年7月6日

つばめ左官

01166

うちの会社にツバメが新しい巣を作っていましたicon22
ツバメは左官職人。
なんてことをよくいいますが、土とワラを混ぜ合わせてとても上手に巣を作ります。

02152

このように作り始めてから、

03119

完成するまで、わずか4日間でしたicon08

ヒナが何匹も乗っても壊れない強度のある巣を作るための「」と「ワラ」の配合はツバメは誰かに教えてもらったのではなく、きっと「感性」と「本能」なんでしょう。
ということは「人間」が土とワラを使って家icon35を作ったのは、「偶然」でなく「必然」だったのかもかもしれませんね。

2009年7月2日

カレンダー10余年史


日左連青年部「カレンダー10余年史」
という冊子が手元に届きました。

01412

日左連青年部では、毎年優れた作品を紹介した月めくりのカレンダーを製作しています。

02330

とてもよい作品が多く、設計屋さんや工務店さんにもとても人気があるんですよ!

03233

でも10年以上前のカレンダーは女性も一緒に写っていたとはいま考えるとちょっと驚き!
時代を感じます・・・icon02

2009年7月1日

人研ぎの台

人研ぎ(じんとぎ)」の台を製作しました。

人研ぎとは正式には「人造研ぎ出し」といいます。学校の手洗い場や階段などでよく見かける石調の左官仕上げです。

施工方法は「セメント」+「色粉」+「砂利」の3種類を配合して塗り付け、サンダーやペーパーで擦ってつるつるに仕上げます。昔はよく施工しましたが、最近では本当に少なくなりました。

01182
左官仕上げなのでこのような曲線も自由自在です。

02164
仏像さんの台に施工するなんて、なんだか恐縮icon06


03130
こちらの五重塔の台は、もともと「モルタル金ゴテ仕上げ」でしたが、

0489
やっぱり人研ぎにしてしまいましたicon20
洗出し仕上げ」と同じで、セメントの色や砂利の種類を変えていけば、オリジナルのものが何種類もできますicon32

0565
庭の中で目立たずさりげない台になりましたicon01


2009年6月30日

飛行機の中で

JALの飛行機の中でのことです。
目の前の座席の背中の部分によく雑誌などが挟んでありますので、ふと手に取ってみました。

01413

すると、「左官」の記事があるではありませんかicon08
挟土秀平」さんの白水の焼酎
02331

03234

伊豆松崎町の「長八美術館」と「鏝絵

04151

0595
薄い小冊子のなかに4ページも「左官」があるなんて、とても嬉しいことですicon02

BLOG CATEGORY

  • 学校の授業やイベントで! 光る泥団子
  • マットスプレ-/マットスタンプ
  • 左官仕事イロイロ ハマニの施工実績
  • 地元浜松の材料を使ったオリジナル外壁仕上 天竜壁
  • 体にやさしい伝統的な塗り壁 珪藻土・漆喰
  • 家族で参加OK!プロの技を体験! 塗り壁体験会

受賞歴

まい(米)かまど

しっくいまるわかり大辞典

株式会社ハマニ代表取締役 河合滋

代表取締役社長 河合 滋

弊社は約30人の左官職人による職人集団です。

高年齢化に伴い左官職人の減少が急加速していく昨今ですが、ハマニは伝統技術の継承や若い職人の育成、マナー教育、左官の啓蒙活動に力をいれており、これからもさらに飛躍し続ける会社を目指します。

ハマニのリフォーム部門有資格者のスタッフが、安心いただけるプランを提案。 些細な修繕から本格的なリフォームまで、お気軽に御相談ください。

浜松のエクステリア・外構経験豊富な専任スタッフが、お客様の条件にあったアドバイス。 快適なエクステリアづくりを提案いたします。

常務BLOG ハマニの802だより「左官」という経験とカンに左右されるこのシゴト。 とても難しくて分かりにくいと言われる世界だけど、すごく奥が深くておもしろい! 左官に対する熱い想いを語る社長のブログです。

ページトップへ