伝統工法及び現代工法継承研修会2

講習会


大津磨きとは、簡単にいうと、「土」「石灰」「(紙)スサ」の材料を使用した光る塗り壁です。
材料の配合や、塗り方、タイミングなどとても微妙で、高度な技術が必要になります。


1.「中塗り土」の下地です。


2.「灰土(はいつち)」という材料を塗り、とにかく力一杯鏝で押さえます。


3.「引土(ひきつち)」という仕上げの材料を塗ります。2回塗りします。

4.また力一杯押さえます。
地金(じがね)」の鏝で滑らず押さえられなくなったら、「こなし鏝」という鏝を使用してさらに押さえます。


5.上手く光らなかったときなどには、「雑巾もどし」といって、たっぷりと水を含ませた布で壁を塗らします。その後また押さえます。


6.「磨き鏝」や「引き鏝」で押さえます。

7.最後に「スーパーミンク」や「ビロード」という繊維をあて、水気を飛ばし、ムラをとり光らせます。(ちゃっかりと私もやらせていただきました。)
今回の施工方法は、講師の松木さんの方法ですが、地方や人によって、微妙に施工方法が違うそうです。
それにしても、とても魅力ある壁ですね

左官職人が鏝を使用している写真

施工事例

ショールームの外装写真

左官のショールーム

伝統工法及び現代工法継承研修会1

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ハマニとは?

ハマニ株式会社は静岡県浜松市を拠点に置き、左官工事や土木工事を行う職人が常時30人以上在籍する職人集団です。地元で創業50年以上。技術の高さと職人マナーの良さが特徴の会社です。