要するに壁を一体化することで、ヘアークラックを発生させない配慮をするわけです。
でも・・・同じように施工しても亀裂がでてしまうことがあります。いろいろな要因が重なってプラスターボードが動くためです。
珪藻土でも樹脂が入っていればまだ良いのですが、そのような材料は「機能」や「安全性」は確実に落ちると思います。
そして自然素材に100%に近づいた樹脂の入っていない材料ほど、弾性ではありません(伸び縮みしません)
この難しい自然素材の材料をプラスターボードの上に薄塗り(2㎜程度)で塗るわけです。下地処理が重要になってくるのは当然のことになります。
下地処理に手を加えれば加えるほど、クラックは発生しないのは分かるのですが、予算は限られますし、珪藻土などのメーカー出している説明書のとおり下地処理したり、同時に販売している下地処理材というのもあるので、それを使用すればよいのですが、万が一クラックが発生してもメーカーが補償はしてくれるものではありません。
なにか「左官用で下地処理専用のパテ材」がないものかと思っていましたが、結構よさげな材料を見つけました。
フジワラ科学((株)で最近発売した「ウォールパテ」というものです。