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既存床カチオン補修 浜松市 某工場

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既存工場の土間を補修するために、接着性の高いカチオン系材料と、土間用薄塗りモルタル補修材を塗らせていただいた現場です。
元々は部分的に塗床塗料や古いモルタルが塗ってありましたが、経年変化で部分的に剥がれたり痛んでいた状態でした。

■カチオン系材料とは
カチオンとは左官材料や防水剤として使用される建材の一つです。
特徴としては強い密着性がある材料です。
カチオンが強い密着性を得られる理由は、カチオンの材料自体に+(プラス)の電気の特性があります。
逆にコンクリートやモルタルは-(マイナス)の電気の特性があり、磁石のプラスとマイナスで引き合うように材料同士が引き合い、より強い密着性が得られるそうです。
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施工方法です。
①最初に、脆弱(ぜいじゃく)なモルタル部分のハツリ作業を行います。表面の汚れやペンキ、塗床などはディスクグラインダーで削りました。

■ハツリとは
コンクリートやモルタル、アスファルトなどを削ったり、穴を開けたりする作業を「ハツリ」と言います。ハツリ作業は、ハンマーやノミなど工具を使って手作業でも行いますが、電動ハンマーや電動ピックなどの電動工具を利用して行われます。
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②次に、ディスクグラインダーに集塵機を取り付け、粉塵をを極力出さないように、ハツリ作業で削り残した部分を擦っていきます。

ディスクグラインダーとは
工場やDIY作業に便利な電動工具です。ディスクと呼ばれる円板状の砥石を取り付けて、研磨・研削・切断などを行います。

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③カチオン系補修材専用の下地地処理材を塗布します。


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④不陸のあるところ(段差や凹んでいるところ)を部分的にモルタル補修材を塗り付けていきます。
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⑤そして全面に土間用の「薄塗りモルタル補修材」を塗り付けていきます。壁に使用する通常のモルタル補修材よりも強度があります。

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⑥左官作業はこれで終了です。
この上に、塗床屋が塗床作業を行ったり、塗装屋が塗装したりして表面の仕上げを行います。
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受賞歴

まい(米)かまど

しっくいまるわかり大辞典

株式会社ハマニ代表取締役 河合滋

代表取締役社長 河合 滋

弊社は約30人の左官職人による職人集団です。

高年齢化に伴い左官職人の減少が急加速していく昨今ですが、ハマニは伝統技術の継承や若い職人の育成、マナー教育、左官の啓蒙活動に力をいれており、これからもさらに飛躍し続ける会社を目指します。

ハマニのリフォーム部門有資格者のスタッフが、安心いただけるプランを提案。 些細な修繕から本格的なリフォームまで、お気軽に御相談ください。

浜松のエクステリア・外構経験豊富な専任スタッフが、お客様の条件にあったアドバイス。 快適なエクステリアづくりを提案いたします。

常務BLOG ハマニの802だより「左官」という経験とカンに左右されるこのシゴト。 とても難しくて分かりにくいと言われる世界だけど、すごく奥が深くておもしろい! 左官に対する熱い想いを語る社長のブログです。

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