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講習会

2011年5月30日

左官講習会in四日市

5月28日、29日の2日間にわたり、第4回左官講習会in四日市」主催:左官を考える会が開催されました。
まずは、基本となる土の「中塗り作業
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今年は弊社の若手社員を連れて参加です。初めての作業で四苦八苦汗
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この中塗りで平らに塗ることが大事です。
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たった1㎡。されど1㎡・・・。簡単なようで真っ平らに塗ることは難しいです。
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講師の親方。惚れ惚れますハート柔らかい。無駄な力が入っておらず、余分な動きがない。
さすがですおすまし
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パネルディスカッションもありました。

タイトル:「左官の現状と未来の可能性について
左官の仕事が少なくなったのも事実。
左官職人の高齢化が叫ばれるなか、若手の育成がうまくいっていないのも事実。
これからは「温故知新」の考え方で、伝統も大事に。でもそれを活かした普遍的な職種にしなければいけないと改めて考えさせられましたおすまし


2010年10月22日

塗り壁材の講習会

昨日、左官の塗り壁メーカー「高千穂」さんの講習会が浜松でありました。
高千穂さんは、左官材料メーカーの中では比較的新しい会社ですが、内装材の「薩摩中霧島壁」や外装材の「そとん壁」を主力商品に、シラス(火山灰)など自然素材を多用したとても安心できるメーカーです。
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見本が置いてありました。色の設定が素敵です。
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パネル展示もありました。様々なところで塗られているんですね。
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参加者は「設計士」「工務店」「左官業者」など様々だったと思います。席は満席でした。
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すべての模様の出し方の実演がありました。
最も注目して見させていただきましたが、とても分かりやすかったです。

自然素材の塗り壁は「調湿機能」や「消臭機能」などがありとてもよいものなのですが、それはやはり自然素材花
樹脂入り材料と違い非常にデリケートです。亀裂や色ムラなど出やすいため、正しい施工方法が必要になります。
左官職人はコテを使った手工業!よい技術と正しい知識の両方が必要ですおすまし
2010年6月12日

日左連青年部定期総会福岡大会6

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福岡県左官組合青年部のみなさんが出迎えてくれます。

」のポロシャツがかっこいいニコニコ

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各県ごとの円卓にてお酒と食事が入ります。
とても大きな会場ですが、それに負けない熱気ですパンチ

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最後に来年の開催県の紹介です。
来年は「山形県」だそうです電車

この総会に参加しての感想ですが、今年はブースを出した出展企業が多く、また、その中でも漆喰やシラス壁などの自然素材の材料が多かったような気がしました。
時代、流行を反映しているのだと思います。

それから、カリスマ左官による実演や挟土秀平氏の講演会など、一般の方でも楽しめるような内容でした。
普遍性があってとても分かりやすかったような気がしますおすまし

2010年6月9日

日左連青年部定期総会福岡大会5

日左連青年部定期総会シリーズもあともう少しです。

総会後に記念講演がありました。
講師は、左技士「挟土秀平」さんで自由な左官」と題して講演されました。(それこそ、本日NHKラジオで出演された方ですおすまし
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内容は、これまでの業績をスライドを交えて紹介していきながら、彼自身の左官の考え方を話していきました。
その中で興味深かったことは、左官は塗り壁だけでなく、「湿式の象徴」だということ。
つまり石積みをすること、タイルを貼ること、木を植えること、植物を育てること、庭を造ることなど・・・、
水に関わることははすべて「左官」と考えてもよいのではないか?湿式の工事はすべてひっくるめて「総合左官業」と呼んでもよいのではないか?ということでした。

また、近年メディアが左官業界に注目したのは、施工方法、考え方、表現方法、が各地方によって異なり、そこにはまるで一国一城の武将のような、にとんでもない左官名人がいて、情報交換もせず、戦国乱世のような感じがおもしろかったのでは
ということでした。つまり、その他の建設業種は全国統一のやり方になっているにもかかわらず、そうなっていないのは左官だけだということです。

従ってこれからも左官は、各地方で土も砂も水も異なるため、それぞれの風土に合った施工方法を独自に考えていくことが大切なのではないかと言うことをおっしゃっていました。

挟土さんの講演はメッセージ性があり、分かりやすく端的なフレーズが魅力です。
これからの左官業界をさらに引っ張っていく方であることは誰もが疑う余地はないのではないでしょうか?

2010年6月8日

日左連青年部定期総会福岡大会4

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漆喰を高圧で固めたものだそうです。
タイルと磨き仕上げの中間の風合いです。
いろいろなデザインがあり素敵でした。
2007ものづくり日本大賞内閣総理大臣賞受賞賞品だそうですおすまし<田川産業(株) >


↓は富士川建材さんの住宅の外壁の仕上げまでの工法模型です。
非常に分かりやすいので掲載します。
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ラスモルタルノンクラック工法
1.合板下地
2.耐アルカリ性透湿防水シート(モルタルラミテクト)
3.Wラス
4.ラスモル1回目
5.ラスモル2回目+アリスグラスファイバーネット全面伏せ込み
6.仕上げ

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ラスモルタルノンクラック通気工法
1.合板下地
2.透湿防水シート(普通のサイディング用)
3.縦胴縁<木>
4.補助胴縁<プラスチック>(縦胴縁のピッチが細かければ不必要)
5.通気シート付きラス
6.ラスモルⅡ1回目
7.ラスモルⅡ2回目+アリスグラスファイバーネット全面伏せ込み
8.仕上げ

住宅の外壁は仕上がってしまうと内部の詳細を知ることができませんが、亀裂が入らないような配慮や、通気の検討などがしっかりと施されていますあしあと黒

2010年6月7日

日左連青年部定期総会福岡大会3

その他「体験コーナー」や「展示ブース」「企業ブース」など出展されていましたのでランダムに紹介します。
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まずはやっぱり「光る泥だんご」ですキラキラ
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こんな一輪挿しの光る泥だんごもありましたニコニコ
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これは、タイルの上にくまさんの形で洗出し仕上げをしてあります。
とってもかわいいパンダ
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<塗り壁展示1> 洗出し目地と掻き落としのコラボ
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<塗り壁展示2> デザインされた洗出し
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<塗り壁展示3>一松模様の掻き落とし?

いろいろ左官のアイデア満載でした指輪キラキラ


2010年6月6日

日左連青年部定期総会福岡大会2

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これは、版築風の壁です。
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これは、壁の洗出しです。

とても精度の高い仕上げですびっくり

2010年6月5日

日左連青年部定期総会福岡大会1

昨日(6月4日)「日左連青年部定期総会」が北九州市の北九州国際会議場で開催されました。
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・・・っていっても左官業界以外の方はなんのことか分からないと想いますので、少し解説しますね。

鉛筆日左連青年部定期総会」とは、

・「日左連(にっされん)」・・・「(社)日本左官業組合連合会」のこと

・「青年部」・・・「親組合」と「青年部」と分かれており、青年部は名前のとおり比較的若い年代で(といっても20~50歳代)年齢制限は各県によって異なる。また、親組合と青年部の両方参加している人もいる。現在、33都道府県に青年部がある。

・「定期総会」・・・年に一回、全国のどこかで定期総会を行っている。
その内容は、事業報告や決算承認、事業計画、予算、役員改選、記念講演など。

というものです。

今年は、全国から約300名もの青年部の左官職人が集まり、様々な催しを開催いたしました。

テーマは「左官deエコクローバー

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とても素晴らしい内容でしたので、何回かに分けて紹介しますおすまし

2010年5月26日

漆喰・土壁技術講習会

去る5月23日(日)東京都にある富澤建材さんで漆喰・土壁技術講習会」が開催されました。

テーマは「鏝の話」。講師は左官業界で最も著名な人物久住 章(くすみあきら)」さんです。

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内容は、正直なところ左官業界の人でないと分からない超マニアックというか深いところの話。
これでもか、というくらいに突っ込んで研究されていて、今回の話だけでも本一冊にまとまりそうな内容でした。

一般の方は分かりにくいかも知れませんが、(・・・スミマセン。)
簡潔に纏めると以下のとおりです。

・水捏ね仕上げの鏝について
 ・バランス
 ・形状
 ・しゃくりの考え方
 ・けつごての意味
 ・使いこなした鏝のすり減り方
 ・鏝幅
 ・鏝の抜き方

・糊さし仕上げ鏝について 
 ・形状
 ・剣先の柔らかさのポイント
 ・材料から考える鏝の形状
 ・鏝の硬度

・切り返し鏝について 
 ・水捏ねと切り返しの材料の違いによる形状の意味
 ・厚さ
 ・スサの作り方
 ・桂離宮と切り返し仕上げ

・中塗り鏝について
 ・地金と半焼きについて
 ・黒打ちの黒い部分のこと
 ・形状
 ・しゃくり

・磨き鏝について
 ・大津磨きと漆喰みがき
 ・ビロードとスーパーミンクのこと
 ・構造と形状
 ・2種類使用すべき
 ・引き鏝のこと

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鏝屋さんも何社か来て、よい鏝をたくさん販売おりました。
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それにしても、やっぱり久住親方には感服いたしましたおすまし


2010年5月24日

左官を考える会in常滑(土佐漆喰、蛇腹、掻き落とし、擬木)

その他いろいろな左官の(特殊?)工法の実演を行いました。一気に紹介しますスタコラ

これは、「土佐漆喰の鎧仕上げ」です。
土塀などに仕上げることが多いです。非常に手間のかかる技術の必要な仕上げです。
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次に「漆喰蛇腹引き」です。
壁と天井の間(いわゆる廻し縁)のところに施工します。材料を盛りつけて金型を引いていくという作業です。内部の場合「石膏」で行いますが、石膏は水に弱いので、外部にはこの「漆喰」で施工します。出隅、入隅のところは特に難しい作業になります。

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これは、「掻き落し」です。
剣山のようなものでガリガリ掻き落とすことによって、配合した材料(砂、スサ)などの素材の表情が出てきます。鏝塗りだけでは出来ない柔らかい素材感を引き出すことが出来ます。
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最後に「擬木(ぎぼく)」です。
鏝を使って木目の筋をいれて、偽物の木を作ります。よく公園などで見かけることもできます。材料は一般的には色モルタルで行いますが、今回は色土での実演でした。そしてさらに「擬石」も行いました。絵心がある人は上手かも??
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と、いうことで「左官」には壁を塗る以外にも様々な工法があります。
左官職人」は、水を使って配合した材料を使いこなすスペシャリストなんですおすまし

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しっくいまるわかり大辞典

株式会社ハマニ代表取締役 河合滋

代表取締役社長 河合 滋

弊社は約30人の左官職人による職人集団です。

高年齢化に伴い左官職人の減少が急加速していく昨今ですが、ハマニは伝統技術の継承や若い職人の育成、マナー教育、左官の啓蒙活動に力をいれており、これからもさらに飛躍し続ける会社を目指します。

ハマニのリフォーム部門有資格者のスタッフが、安心いただけるプランを提案。 些細な修繕から本格的なリフォームまで、お気軽に御相談ください。

浜松のエクステリア・外構経験豊富な専任スタッフが、お客様の条件にあったアドバイス。 快適なエクステリアづくりを提案いたします。

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