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土蔵

2011年4月4日

土蔵の被害

4月2日,3日の2日間、福島県に行ってきました。(身内がいるため、物資を持って行ってきました。幸い地震の被害は少なかったのですが、原発事故による様々な問題がこれから出そうです・・・。)左官に関連する地震の被害状況はどうか気になっていましたが、福島県には静岡県よりも数多く普通に「土蔵」がありますので、少しそれらを撮影してきました。

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福島県田村市の土蔵です。土壁が少し落ちて亀裂が見られます。躯体はしっかりしていそうで、傾いてはいません。このパターンの土蔵被害がとても多いように感じました。震度6強の場所でした。
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同じ田村市の土蔵です。先ほどのよりも少し被害が大きい土蔵です。一部荒壁が落ちて、木舞が見えています。速く修復しないと土が雨で流れてしまいます汗
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これは郡山市の少し山奥にある土蔵です。美しい土蔵ですね。被害はあまり見あたりませんでした。
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三春の土蔵です。車中から走りながら撮影したので斜めに傾いているように見えますが、実際はしっかりと立っています。
左側の壁の漆喰が少し剥がれているように見えます。地震の被害なのでしょうか?
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須賀川市の石積みの土蔵です。妻側の石が落ちています。
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同じく須賀川市の石積みの土蔵です。大きく石が崩れています。同じ震度6強のエリアですが、須賀川市、白河市の地震被害のほうが大きく感じます。
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これは石積みの擁壁ですが、鉄筋が入っていないために土蔵も擁壁も崩れやすいのだと思います。土蔵を修復するのには時間も費用もそこそこかかります。きっと直さずにそのまま放置してしまうところもあるのではないかと思います。全国の左官屋さんが東北地方に集結して、ボランティア活動で少しずつ直せるとよいのですが・・・。

2009年5月22日

喜多方の蔵2

喜多方の土蔵群を見たあと車を走らせている途中、なんとなく目が止まった石積みの壁です。

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石の色や形、モルタルの色のバランスが好きです。

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さりげなくおしゃれですねicon01

2009年5月21日

喜多方の蔵

写真を整理していましたら、今年、2009年元旦の写真が出てきました。。
福島県喜多方市の土蔵です。
喜多方といえば、ラーメンですが、実は喜多方の土蔵は有名で、今でも数多く残されています。

いくつか紹介します。

とても立派な土蔵ですね。

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この辺の左官屋さんは、腕が良いのでしょうか?

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傷んでる土蔵もありました。

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土蔵は雪景色に合いますicon01

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少し涼しい気分になりました。。

2008年12月22日

土蔵完成


夏から進めてきました土蔵の改修工事。
たびたびブログ「土蔵の進捗状況」で紹介してきましたが、ようやく完成を迎えましたicon22


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とくに施工前は、この角が傷んでいました。

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全景(after)

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全景(befor)

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綺麗にお化粧された土蔵は迫力があって、近づくと漆喰の白さに吸い込まれそうな感じになりますicon01

もし浜松近郊で修復に困っている土蔵icon35を所有されている方がいらっしゃいましたら、いつでもご連絡お待ちしております。。。icon06

2008年10月30日

輪島の土蔵修復活動の展示

建築士会全国大会「徳島大会」で、輪島の土蔵修復活動の展示がありました。

詳細はこちらからどうぞ→→→輪島の土蔵修復活動

輪島で何度もお会いした石川県建築士会の「表さん」。
まさか徳島県でお会いできるとは。。。

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こんな形で、建築士へ「左官」のアピールをしていただくことはとても嬉しいことです。。。icon01

2008年8月19日

土蔵の進捗状況

土蔵の改修工事が終盤を迎えました。。。

過去の状況は↓


仕上げをすると化粧をしたみたいに本当に漆喰が美しいですicon22


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水切りの仕上げ状況です

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after

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before

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足場が外れるのが楽しみですicon01

2008年7月27日

白と黒

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これは何でしょう・・・?

2008年7月11日

土蔵の修繕始まりました

ようやく始まった土蔵の修復。
進捗状況です。
ブログ記事→→→「土蔵の修復~前日~」


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シートの中は・・・

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思ったより傷んでいるところもありました。

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傷んでいる漆喰を剥がします。

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こんなに剥がしました。

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荒壁土をつける前に縄を打ちました。
こんな感じで少しずつ進んでいますicon01

2008年6月29日

土蔵の修復~前日~

明日から「土蔵の修復工事」に着手します。


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修復前です。

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足場をかけましたので工事が終わってお化粧が終了するまで、全体を見ることができなくなりました。
この後、屋根をかけて、雨天でも作業できるようにする予定です。

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足場にのって、近づいて見てみましたが、かなり傷んでいますねicon07

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荒壁土に混ぜるワラを近くの牛屋さんにもらってきましたicon22」も「ワラ」も立派な左官材料です。
また、進捗状況を報告しますね~icon32

2008年5月2日

傷んだ「土蔵」

今、和室の仕事をさせていただいているお客さんの家にある土蔵を覗かせていただきました。

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詳細は聞かなかったのですが、ほとんど修繕されていない様子で、壁の破損が大きいところもありました。

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この扉の前も漆喰が大きく取れています。
この出入り口の部分は、防火の実用性とその家の権威を表す装飾性を兼ね備えた大事な部分で、非常に複雑な工程と高度な技術が必要とされると同時に、他人にも評価される箇所だそうです。

段々のところを見ると、角面のみが白漆喰で廻りが黒漆喰です。これを「面白(めんじろ)」と呼ぶそうですが、非常に高い技術が必要だそうです。この土蔵を作った昔の左官屋の技術の高さとこの家の権威の大きさがここだけでも垣間見ることが出来ます。

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入り口横の小部屋の中はこんな感じでした。
漆喰どころか荒壁も落ちていました。
早く直してお化粧してあげたいです。

お客さん修復するって言ってくれないかなぁ・・・。

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まい(米)かまど

しっくいまるわかり大辞典

株式会社ハマニ代表取締役 河合滋

代表取締役社長 河合 滋

弊社は約30人の左官職人による職人集団です。

高年齢化に伴い左官職人の減少が急加速していく昨今ですが、ハマニは伝統技術の継承や若い職人の育成、マナー教育、左官の啓蒙活動に力をいれており、これからもさらに飛躍し続ける会社を目指します。

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