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左官【外部】

2007年12月13日

透湿性防水シートと塗り壁

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少し建設業界ネタです。(建設業に携わっていない方は分からなかったらすみません。)

左官業組合から「透湿性防水シート」のことについてFAXが流れてきました。
信じがたい話ですが、簡単にいうとこんなかんじです。

外壁のサイディングを貼るときの下地には「透湿性防水シート」という白い紙を貼ります。
新築の家なんかでよく見ますよね。

↓ここの部分です。

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そのシートの上には「ラス+モルタル塗り+上塗り(ジョリパットなど)」の施工はしていけません。
というものでした。

一般的にはその下地には「アスファルトフェルト」というものを貼ります。

透湿性防水シート」は外部の水分は内部に浸透せず、逆に内部の水分は外部に出すというとてもよい機能をもっています。
ですが、アルカリ性に弱いためモルタルを塗るとシートが溶けてしまうそうです。。。

アスファルトフェルト」は普通は左官屋が貼ります。ですが、「透湿性防水シート」は左官屋が貼ることはないと思います。ということは工務店さんなどの指示だったのでしょうか??

いずれにせよ気をつけたいと思います。

2007年12月12日

泥だんごを静岡産業フェアで

来る12月15日と16日の2日間、静岡ツインメッセにおいて「静岡産業フェア」が開催されます。
期間中に、静岡県左官業組合青年部が「泥だんご」の体験会を行っております。

私も組合員として参加していますが、来場者に紛れて作っていようかな~icon02
興味のある方、そして私の泥だんごのうんちく話でも聞きたい方などなどたくさんのご来場お待ちしておりま~す!

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2007年12月11日

左官技能士

今年のハマニの左官技能士合格者の賞状が手元に届きました。

左官技能士には一級と二級があります。今年は全員で4人が合格しました。

右の2枚が一級の賞状で、左の2枚が二級のになります。
それぞれ賞状のサイズが違うんですよね。。。それだけ一級の方が格上だということ!?

技能士の資格を持っていると、公共工事の仕事をするときに必要になることが多いです。ちなみに、一級の方には厚生労働大臣の舛添要一氏の名前がありました。

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おまけにこんなバッチももらえます。

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これからもさらに恥ずかしくないしっかりと仕事をしていきたいと思います。

2007年12月1日

でっかい泥だんご


11/30の中日新聞朝刊に「でっかい泥だんご」が掲載されていました。

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制作は静岡県松崎町の「蔵つくり隊」。

右隣にある小さい泥だんごが標準です。
すごい迫力ですねぇ。

2007年11月30日

和洋漆喰物語


昨日「伝統技法研究会」主宰の「漆喰彫刻と石膏彫刻の技法」という講座を聴講してきました。

講師は模型職人の「十川忠久」さんと、左官職人の「湯田雄二」さんです。

第一部は十川さんの石膏模型や石膏飾りの修復についてです。
彼は今では数少ない石膏模型の職人で、ベトナムチャンパ王国のミーソン遺跡の超精巧な模型の制作実例を例に挙げ、その石膏模型の作り方を教えていただきました。
また、旧安田邸の天井石膏彫刻の修復工事の制作手順なども話されました。


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この写真はパーツの一部です。この精巧なパーツを一つ一つ作成し、組立していくようです。気が遠くなります。。。

第二部は神奈川の左官職人、湯田さんが講師です。彼は「石膏彫刻」や「蛇腹引き」の達人です。

ちなみに蛇腹引きとは、

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よくあるのが、天井と壁の入隅にあるこの写真にある白い飾り部分のことです。西欧風の建物でよく見かけますよね。

これを左官職人が、

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こんな道具を使って(すべて手作りです)

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このように引いて制作します。

最近は「石膏」で作ることが多いのですが、それ以前は、写真のように「漆喰」で蛇腹を引いていました。

石膏に比べて漆喰は何度も重ねなければならないのでとても大変な作業になります。

伝統的な左官のシゴトを知る貴重な講座だったと思います。

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2007年11月28日

土蔵完成!!

今夏から少しずつ工事していた土蔵がようやく終了しました!

本日小雨の中、足場をばらしてようやく土蔵が姿を現しました。

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子供が生まれたときのような感動があります。
そして真っ白にお化粧しなおした土蔵はとても綺麗です。

施工前はこんなかんじでトタンが貼られていました。

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トタンをを剥がした状態はこんな状態でした。

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新築時の左官職人から受け継いだ「たすき」を将来の左官職人につなげていけるように、丁寧に修復したつもりです。
数十年はこれで大丈夫だと思います。

2007年11月26日

土と左官

先日、静岡県建築士会浜松支部主催の「建築WEEK in 浜松2007秋」生活と建築の創造展の中で、建築セミナーの講師をさせていただく機会がありました。

テーマは「土と左官

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内容は
・土について
・土の作られ方について
・土の色について
・土と建築材料について
・土を使った伝統的な左官仕上げの例
・荒壁、土蔵,日干しレンガ,版築について
・左官に「土」が使用されなくなった理由
・「土」を含めて自然素材が見直されていることについて
・土の機能について(実験を行いながら)
・土を使用するには優先順位をつけることについて
・土壁の可能性(有名な左官職人の施工例をスライドで紹介)

というものでした。(少し盛りだくさんすぎました・・・。)

少しでも左官や土の魅力を知ってもらい、興味を持ってもらうと嬉しいです。


2007年11月14日

挟土秀平講習会

去る平成19年11月10日(9:30~15:00)、東京都中野区にある富沢建材で挟土秀平氏による講習会が開催されました。
全国から200名の方が参加されました。

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午前中は講演会。挟土さんの左官に対する考え方をスライドを交えて・・・。

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午後は実習。ニュース23の背景になった壁を披露していたただきました。

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みんな注目です!

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私もちゃっかり塗らしてもらいました!!

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さらに一緒に写真も!!!ミーハーですみません。。。

さて、まじめな感想です。今回の話を体系化すると、
・デザインに対する考え方。
・左官に対する考え方。
・施工に対する考え方。
を挟土さんの施工現場をもとに説明されました。

そのなかで最も驚いたのは、「壁にストーリーを作る」ことが大事だということでした。

よく、建物の設計にはコンセプトやテーマがあり、そのデザインがどうしてそうなったか説明したりします。
挟土氏の壁はそれと同じことをしていました。

左官の塗り壁は、普段は元請けから指示された壁を塗ることがほとんどです。
またもし昔ながらの難しい聚楽壁や磨き壁を施工したとしても、それにストーリーを作ってから施工する左官職人はほとんどないでしょう。そんなところに左官の可能性や将来性を垣間見たような気がしました。また、苦労して作り上げた壁の塗り方、模様の出し方を惜しみもなく披露したこともすごいことだと思います。普通なら秘密にしておくでしょう。

彼がカリスマと呼ばれる所以が少し分かったような気がしました。

2007年11月13日

ハイフレックスビル

新宿歌舞伎町二丁目に、日本化成の「ハイフレックスビル」が新築されました。

室内の壁はやはり「挟土秀平」氏。今まで各地で施工した壁の何点かを再現しています。

ここのショールームは、いわゆるベストアルバムみたいなものです。

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この壁は日干しレンガを貼り付けて、レンガを掻き落としたりして表現しています。
日干しレンガとは主に土と石灰を混ぜて、型の中に入れて乾燥させたものです。

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この壁は現在の「ニュース23」の背景の壁です。
土壁のなかに漆喰で作ったバラを埋め込んでいます。

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これはバラの前のニュース23の背景の壁です。
色土で、壁と模様を一緒に仕上げています。鳳凰のしっぽのようです。
その他に見ることが出来なかったのですが、上階の住居の中にもすばらしい壁がいくつもあるそうです。

12月からは一般公開するそうですので、歌舞伎町に遊びに行ったときicon22はぜひ見学されてはいかがですか?

2007年11月13日

東京左官ツアー4

最後に「ザ・ペニンシュラ東京」です。

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この螺旋階段の壁は「挟土秀平」さんが手掛けています。

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黒っぽく見える部分は挟土さんが最も気に入っているという、紺土(夜空の土)を全面に塗り、金粉をまるで天の川のように吹き付けしてあります。

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それが1~5階の吹抜まで一気に塗ってあり、とても迫力があります。
所々照明を下から照らしていますが、塗り壁のでこぼこが分からないくらい平らに塗ってあるのもすごいところです。

その他、今回写真を撮ることができませんでしたが、ロビーのカウンターの裏の版築壁や、結婚式場の壁なども塗っているそうです。

一泊6万円の超高級ホテルですが、泊まらなくてもこれは見る価値ありです!!

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株式会社ハマニ代表取締役 河合滋

代表取締役社長 河合 滋

弊社は約30人の左官職人による職人集団です。

高年齢化に伴い左官職人の減少が急加速していく昨今ですが、ハマニは伝統技術の継承や若い職人の育成、マナー教育、左官の啓蒙活動に力をいれており、これからもさらに飛躍し続ける会社を目指します。

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