最近は、生産性向上や建設労働者の作業負担を少なくするために、土間工事でレベリング材を使用することが増えてきました。これまでは、モルタルを打設して金鏝押えをするのが一般的だったのですが、このレベリング材は流動性が高く、ダラダラと厚み1㎝程度で流すだけで作業は終了です。
大きな面積を一度に打設するときは、生レベラーといって、生コン車のような車両で練った材料を運んでくれるのでそれをポンプ等で圧送するのですが、少量の面積の場合は、袋の材料を手練りで行っていたのでとても効率が悪かったのです。
しかし、数年前にこのようなドラム缶のような機械を導入してから作業効率が格段に上がりました。この機械の優れているところは、この中にミキサーの羽が付いていて袋物の材料をそのまま水と一緒に練れること。そして、練った材料をこの機械のまま所定の流し込みたい位置に運んで流せることです!
実はこの機械はドイツ製で日本にはありません。なぜドイツにはあるのか?というと、ヨーロッパでは日本以上にレベリング作業が一般的に行われており需要があるからだそうです。
日本もこれからレベリングの仕上げが増えていくかもしれませんね。